| 分類 | マメ科ラッカセイ属 |
| 原産地 | ブラジル |
| 日照 | 多日照を好む |
| 土壌酸度 | 6.0~6.5 |
| 発芽適温 | 20度前後 |
| 生育適温 | 15~25度 15度以下では生育しなくなる |
| 種子の性質 | 嫌光性種子 |
| 湿度 | 粘土質の畑は子房柄が地中にもぐれない 軽い火山灰土や砂質土がよい 湿度が高いとカビが発生するので高畝にする |
| ポットへの蒔き方 | 2,3粒播種し、本葉3,4枚で1株に間引き 鳥に狙われやすい |
| 定植時期 | 本葉3,4枚になったころ |
| 定植準備 | 子実の肥大にはカルシウムが必須なので、苦土石灰を多めに施肥 つるボケするので窒素分は少なめにする 黒マルチをしてもよいが、土寄せのタイミングで剥がす |
| 花芽分化 | 高温条件で花芽分化。近年の温暖化により播種から開花期までの日数が短くなっている |
| 追肥のタイミング | 花が咲き始めたら土寄せと同時に追肥する 苦土石灰を追肥する。窒素分は不要。 20日後にもう一度土寄せする |
| 収穫のタイミング | 播種から5か月後 下葉が黄色く枯れ始めたら試し掘りし、網目模様がはっきりしてさやが膨らんでたら収穫適期 |
| 収穫後の乾燥 | 収穫後、殻付きのまま風通りの良いところに並べて1か月ほど乾燥させる。水洗いしない。 |
| コンパニオンプランツ | 根粒菌が働くので、長期に養分を必要とするトマト、ナス、ピーマンとの相性が良い |
ラッカセイは、子房柄と呼ばれる先の尖った芽を土中に突き刺し、子実が土の中で肥大化するという、珍しい実り方をする野菜です。収穫量を増やすには、子実にしっかり実が入るよう苦土石灰をしっかり施肥する、つるボケしないよう窒素を入れすぎない、子房柄が土中に潜れるようしっかり土寄せする、などのポイントをしっかり守れば、大収穫が期待できます。
ラッカセイは鳥も大好きなので、播種後にほじくられたり、子実が実ったらほじくられたりします。播種後は不織布を被せて守り、開花後は鳥よけのネットを掛けて守りましょう。

