分類 | アオイ科ツナソ属 |
原産地 | インド・中東アフリカ |
日照 | 日なた |
土壌の状態 | pH5.5~7.0 乾燥に強い |
発芽適温 | 25~30度 |
生育適温 | 20~30度 |
種子の性質 | 好光性種子 |
播種時期 | 5月 発芽適温が高い。十分に暖かくなってから。 |
苗づくり | 5月にポットで育苗してもよいし畑に直播してもよい |
定植時期 | 本葉が4~5枚のとき |
定植準備 | 定植の2週間前に堆肥や元肥を入れ、1週間前に苦土石灰を入れて黒マルチをかける |
摘心時期 | 草丈が30cm程度で摘心 側枝をどんどん出して新芽を収穫 |
花芽分化 | 短日条件 |
追肥のタイミング | 2週間に1回程度 |
生育不良 | 病害虫が出にくい |
モロヘイヤはとても暑さに強く、近年の猛暑にも問題なく成長します。乾燥にも強いので、水やりも土が乾いたら与える、くらいで大丈夫です。生育も旺盛で脇芽がどんどん出るので、新芽を頻繁に収穫し、どんどん脇芽を出すのが収量を増やすポイントです。
気を付けないといけないのは、ストロファンチジンという毒性物質を一部に持っていることです。少量でも心不全を引き起こし重症化する可能性があるので、収穫のときは誤って食べてしまわないように十分に注意します。毒があるのは、成熟した種子、成熟種子のさや、種子から発芽したばかりの新芽、収穫時期を過ぎた硬い茎です。茎の色を見ると、新芽は緑色ですが、硬くなるに伴って茎が赤みを帯びているのがわかります。新芽の緑で柔らかい茎のところを手で摘むと、指の間隔で硬さがわかるので安心です。また、モロヘイヤは短日条件で花芽分化するので、日が短くなって花が咲いたら収穫をやめて片付けます。