キャベツとブロッコリーの苗を定植しました。本当はポットに種まきをして自分でポット苗を育てて定植したかったのですが、この時期に定植できるように苗を育てようと思ったら、8月上旬の猛暑真っ盛りに種まきをする必要があり、うまく育てられる自身がなかったので、今年はホームセンターで苗を買ってきました。猛暑対策をしながらどうやって夏場の苗づくりをするか、いろいろ考えているので、来年はチャレンジしたいと思います。
キャベツもブロッコリーも葉を大きく広げて株が成長するので、十分に間隔をあけて植え付けます。キャベツは晩秋から冬にかけて結球しますが、肥料が足らないと十分に結球しないので、鶏糞堆肥などの元肥をしっかり入れるのが良いと言われています。いっぽう、肥料が多すぎて急激に成長すると、細胞壁が薄くなり、害虫の食害を受けやすくなります。ブロッコリーは3月くらいまで花芽が収穫でき、栽培期間がとても長いので、しっかり元肥を入れるのが良いと言われています。
今回私は、肥料の効き目が強い動物性の肥料ではなく、肥料の効き目がゆっくりで長い植物性の肥料を使って育ててみたいと思いました。植物性の肥料とは、緑肥や残渣のことです。先日行った太陽熱養生はそのための準備で、緑肥や夏野菜の残渣を細かく刻み、米ぬかと微生物資材を振りかけて畝にすき込み、納豆菌培養液と米ぬか乳酸菌発酵液を水に薄めてたっぷりと畝を湿らせて透明マルチをかけました。
苗の植え付け前に透明マルチをはがし、土の状態を確認したところ、団粒化が進み、とても良い状態に見えます。土中に残っている残渣は菌で真っ白になっています。糸状菌でしょうか。腐敗臭もなく、菌ちゃん畝のようです。これなら苗を植え付けても大丈夫な気がします。
苗を植え付けるときはまず、バケツに水をいれ、苗のポット部分を水に漬けます。そうするとポットの土の部分から泡が出てくるので、泡が出なくなるまでしばらく沈めます。こうすることで、ポットの土に十分に水を吸わせることができます。畝に植え付け穴を掘ったら、じょうろで穴に水を注ぎます。植え付け穴を十分に濡らしたらポットから苗を外して穴に入れます。苗と畝の間に土を入れ、しっかり押さえて苗と畝の土を密着させたら、苗の根元にたっぷり水をかけます。ブロッコリーの苗は強風で折れやすいので、添え木をすれば完璧です。
植物性肥料でうまく育つのか、楽しみです。