ハクサイの間引き

農作業日記

9月末に播種したハクサイの芽が大きくなり、本葉が3,4枚になってきたので、間引きをしました。ハクサイは間引き菜も美味しいので、葉物野菜として重宝します。

ハクサイは気温が下がる前に葉の数が十分に増えていないと結球しないため、まだ残暑の厳しい時期に種まきをする必要があります。しかしながら、気温が35度以上になると発芽しないので、播種のタイミングが難しく、また暑い時期は害虫も元気なので、せっかく発芽しても害虫に食べられてしまいます。

温度管理をしつつ害虫から発芽した苗を守るためには、害虫が入らないように対策したハウスの中で、ポット苗を育てるのが最適です。まずハウス全体を防虫ネットで覆い、ハウス内に害虫が入らないようにします。次に収穫コンテナなどを台にしてその上に育苗用トレイを置き、トレイに育苗ポットを並べます。ポットの位置を暑い地面から遠ざけることで、ポットの温度上昇を抑えます。さらに、ハウスの上に遮光ネットを掛けて光量を下げれば、ハウス内の温度上昇をさらに抑えることができるので、残暑が厳しい中でもハクサイの発芽および育苗を進めることができます。

表紙の写真は、畑に直播した苗の合間に、ポット苗を定植したものです。少し大きな株がポット苗です。株がある程度大きくなると根を広く張るので、間引きの際は地際でハサミでカットします。ハクサイの外葉には表面に小さなトゲがあり、素手でつかむと結構痛いです。火を通せば、口の中でトゲがささることもなく、美味しく食べられます。

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