タマネギはホームセンターなどで苗を買ってきて、それを定植してもよいのですが、ちょっと値段がお高めなのと、一束50本という家庭菜園にはちょっと多すぎる量で売っているので、コスト削減と苗を無駄にしないようにするため、種から育ててみます。
タマネギは定植用の苗に成長するまでに、播種から2か月ほどかかります。11月に定植したいので、そろそろ育苗を開始する必要があります。まず128マスのセルトレイに培養土を入れ、それぞれのセルの中央にくぼみをつけて、種をひとつづつ入れます。上から土を被せ、手のひらで軽く鎮圧します。セルの下から水が落ちてくるまで、しっかり水をかけます。
タマネギの種は嫌光性種子なので、明るいと発芽を抑制します。セルトレイの上に新聞紙などを被せて、光が当たらないようにします。発芽したら、すぐに新聞紙をとり、日当たりの良いところに移動します。上の写真は、発芽後日なたに移動したセル苗の様子です。
セルトレイへの播種後に色々調べていると、タマネギの苗の育苗にはセルトレイは向かないと言っている資料がありました。理由は、タマネギの苗の育苗期間が2か月と長く、セルトレイの小さな鉢では肥料切れを起こすから、というものでした。確かに一理あるので、定期的に液肥を与えるなど、肥料切れに注意しながら育てていこうと思います。